5年前に完成した「富士見台の家」のお施主様(H様)より、増築のご依頼をいただき、先日着工いたしました。まずは地盤改良(地盤補強)から取り掛かります。
地盤補強では①表層改良工法、②柱状改良杭工法、③鋼管杭の3つの方法がありますが、
H様邸の敷地は4㍍の高低差があり、軟弱地盤の深さが3.5㍍のため、「柱状改良砕石パイル工法」で行いました。また、砕石パイル工法はこのような狭隘地(きょうあいち)にも適しています。
強い地盤の層まで直径40㌢前後の穴を、
建築面積に合わせて10箇所を掘削します。
掘削した深さを検測して
砕石パイルを投入し、転圧します。
セメントを用いる方法もありますが、今回は「砕石パイル」を採用。
メリットは下記のようなことが上げられます。
・天然砕石を使用するため土壌汚染や環境破壊による悪影響を及ばせない
・砕石の排水効果により液状化を抑制する
・セメントや鉄の様に硬くなく、砕石を締め固めるため折れたり錆びたりせず、安定した強さがある
H様邸の増築は、9月下旬に完成予定です。